郷ひろみの歌ではありません。エキゾチックアニマルとはウサギやフェレット、鳥やカメ・爬虫類など犬猫以外の小動物の事を言います。
設計上の特徴としてまず挙げられるのが、エキゾチックアニマルは犬猫に比べて(大型のカメなどを除けば)小さくて軽いという点です。小さくて軽いので持ち運びが比較的容易です。犬猫の病院の場合は受付・待合ラウンジの殆どが1階にありますがエキゾチックアニマル専門病院の場合は1階にこだわる必要がありません。また平面的な特徴として、受付・待合ラウンジとは異なる階に診察室や手術室、入院室を設けても動物を伴っての移動が比較的楽なので問題ないようです。
つぎにエキゾチックアニマルが小さいという点で注意しなければいけないのが逃走の防止です。診察室、検査・処置室、入院室などはエキゾチックアニマルが逃げ込むような隙間をつくらないようにしなければいけません。ひとたび逃げ込んでしまうと捕獲するのにひと苦労です。
犬猫とは逆にエキゾチックアニマルは一部の鳥を除けば比較的静かな動物が多いので入院室の防音に関してはさほど神経質にならなくても良くなり、犬猫の入院室では防音上使用しない引戸の使用も可能です。入院室で気をつけなければいけないのが温度と湿度管理です。できるだけそれぞれのエキゾチックアニマルにあった温度・湿度管理のできる個室の入院室があると便利です。また、犬猫の病院同様に防臭対策は十分に行う必要があります。