『リニューアルのススメ』実践編
リニューアルで、どのような変貌を遂げるのか!
今回は、実際に営業しながら全面改修を行った”きむら動物診療室”さんの例でみてみます
● 改修前のプラン
個室の1部屋は診察室、もう一部屋は手術室兼用のプランで入院室、スタッフ室はありませんでした
改修前の処置室パノラマ写真
左から壁沿いには血液検査機器が並び、奥は給餌や洗い物の多目的な流し台 中央にはキャビネットを利用した薬棚(薬棚の裏がスタッフ用ロッカー)処置用の診察台があり、右端に犬猫兼用のケージが5列(上部は収納利用)
改修前の待合室パノラマ写真
左から壁沿いにベンチ、オープンな受付があり、手術室の入り口と診察室の入り口が並び右端にはオーナー用のWC
▶▶▶来院の方々へのホスピタリティーの向上と診察室と診察室兼手術室の機能UP、働きやすい動線とスタッフ室の確保を目指して
”全面改修”スタート!!
● 改修後のプラン
診察室と手術室を広くし、受付を待合から見える位置に配置し、スタッフとのコミュニケーションを取りやすくしています。処置室センターにあった薬棚と行き場を失っていた血液検査機器は受付から処置室への動線上に配置し、スタッフは処置室と検査・薬局・受付と分散し院内で渋滞が起きないような配慮をしています。
オープンな入院室は犬舎と猫舎に分けワークゾーンの診療環境の確保とスタッフの休息の場も確保。
改修後の待合室
間接照明が空間にぬくもりを与えてくれます。
壁面にはきむら動物診療室オリジナルの”KIM-Pedia”の掲示スペースとなっています。
診察室への出入りはもちろん引戸!
受付から薬局・ナースカウンター・検査コーナーへと続く
処置室センターに処置台を配置し診察室との連携を向上 正面がナースカウンターで右に折れると受付
診察室には顕微鏡とスリットランプ収納の引出をセット
手術室兼診察室は倍の広さになり、診察時間は診察、休憩時間は手術でフルタイム稼働し、奥には入院室
『リニューアルのススメ』実践編はいかがでしたでしょうか。
診療を休むことなく、営業しながらの全面改修をご案内させていただきました。
※ご協力
きむら動物診療室(江東区常盤・清澄白河・森下)
院長 木村英雄 御侍史