動物病院の設計打合わせを先生方としている時によく話題に上がるのが、エリザベスカラーの置場です。エリザベスカラー自体がいろいろな大きさ、種類があり嵩張るものなのできれいに整理しておくのが厄介な代物です。重ねてストックしておくと、すぐに必要な大きさの物が取り出せないので、パッと見て瞬時にわかるようにしておきたいものです。広い壁に、その種類の数ぶんのフックを並べて吊るして置いている場合が多いですが、充分な壁や広さがない場合には、入院ケージの上に重ねられている場合も多く見られます。スタッフの方々も何とかしたいと思っている部分の一つであるでしょう。
我々、設計者もオーダー家具できれいに納まるようにできないか等、その都度検討を重ねております。写真のエリザベスカラー収納も、うまくできたと思うのですが、もう少し仕切りの間が狭くともよかったかな?とか仕切り板の厚さが薄くできるのではないか?とか改良の余地があるのではと思いつつ、日々動物病院の設計にいそしんでおります。