コラム・ブログは6人の設計者が順番に投稿しています。
6人ですので6週間ごとに回ってくるのですが、これがついつい忘れてしまいWEB担当のMさんに催促を受けるのは私だけのようです(笑)
そんなわけで、今回も1日遅れになってしまいました。
出張帰りの新幹線の中、家の風呂につかりながら何を書こうか悩みに悩み考え付いたのが『診察室の大きさ』の話し。たいそうなテーマを考えれば考えるほど思いつかず、”それかい!”と突っ込まれそうなテーマです。
さて・・・
診察室の大きさを決めるには獣医師の先生から教えてもらうことがたくさんあります。
1.診察台の大きさ
→犬の診察室、猫の診察室、エキゾチックの診察室、それぞれ対称動物によって診察台の大きさについて。
2.診察室で行う医療
→昨今では飼い主さんから症状について聞き取りをして、処置室で手当てをすることが多くなっています。そんな場合はコンパクトな診察室になります。
先生のスタイルによって、飼い主さんも参加型の処置を行う病院さんもたくさんあります。このような場合は広めの診察室になり、手洗も設けてほしいと言われることがあります。
3.カウンターの有無
→パソコンのモニターを置いたり、キーボードを操作したり、応急処置の小物を置いたり。カウンターを設けない場合は可動キャビネットやワゴンで対応することもあります。
4.エコーを置くか置かないか
→診察室でエコーを撮影しながら説明をするばあいは、ギチギチの大きさではなく少し余裕を持った診察室にします。
5.眼科診察を行うか否か
→眼科用の機器を置く場所や、専門医による診察の場合、診察台の置き方も変わります。
診察室だけでも最低5項目の使い方を聞きながら大きさを決めてゆきます。
どうぶつ病院においては全ての部屋の使い方を聞きながら部屋の大きさを決めてゆきます。
動物病院に専門医の先生が医療を行うように、ACプランは動物病院専門に先生と共に病院づくりを設計の立場で参加しております。
カウンター付・エコー設置・事務用机を利用した猫診察室
犬診察室
眼科専門診察室
オープンな診察室