神奈川県茅ケ崎市にあるシーサイドアニマルクリニックにCTとレントゲンを備えたX線室の改修工事が完成した。
竣工当初、レントゲン兼用手術室として使用していた部屋の手術室を移転、改修して防護の鉛当量を上げレントゲンとCTが使用できる部屋にしCTに必要な点検スペースを確保して最小スペースに納めている。
CT搬入口は1m10cmを確保しているが、診察しながらの工事のため、その他の部屋の建具の枠内の寸法87㎝5mmの既存開口でままでCTを分解搬入した。これは工事中の不便さや搬入部の開口の建築的作り変えとの金額をCTの分解搬入の金額と比較したとき分解搬入に軍配が上がったためである。
今までではあまり検討されてこなかった狭小スペースへのCTの設置が、ここ最近のCTの値下がりや変電設備がなくとも電力会社の弾力供給で設置が可能となったことで新しい診察スタイルが可能となった。世界中を探してみればもっと小さいCT&レントゲン室はあるかもしれないので、ここでは世界で二番目に小さいと言っておくことにした。
もしかすると世界で一番小さなCT&レントゲン室かもしれない。