多くのテナント動物病院の設計を手がけているとまれに成形ではない形、いわゆる変形テナントでの開業を検討している獣医師の先生からのご相談があります。じゅうぶん設計上制約を受ける点などをご説明してからプランニングに入ります。
そんな変形テナントの1つに1/4円の扇型のテナントでの開院のご相談ありました。交差点の角に立つテナントで2面道路に面してカーブしているカーテンウォールが特徴的な外観で内部には大きな丸柱2本と他にも大きな柱型がありプランを考える上でかなり制約を受けるだろうと予測できました。
しかし検討を重ねた結果邪魔になりそうな丸柱をデザインのポイントとして生かし、扇型のフロントサッシ形状をそのまま診察室側の壁や空間に反映した広々とした待合ラウンジが出来上がりました。他の諸室も扇型の特徴を取り入れたプランとなりました。
このテナントで動物病院として成り立つのか?と思われるような変形したテナントでもACプランにご相談していただければ若干の制約はあるかもしれませんが動物病院として機能する特徴的なデザインとプランニングをご提供させていただきます。