■承継病院について
前回から“動物病院の承継”についてというコラムがスタートしました。
第2回目として承継病院の見かたについて少し話をしたいと思います。
歴史ある動物病院を引継ぎ、さらに次世代へと引き渡せて行けるのが承継病院です。
病院の受け継ぎ方には3通りあります。
・ケース1.新規開業時に承継・・・・・・・・・コンサルタントからの情報によるケース
・ケース2.勤務医からの世代交代・・・・・・・勤務していた病院の院長から受け継ぐケース
・ケース3.事業拡大を目的としたグループ化・・複数の動物病院グループを構築
今回は【ケース1】について触れたいと思います。
数年の臨床経験を終え、新規開業を計画する上で既存病院の承継という選択肢があります。
なかなか情報が表に出てくることは少なく、医療のコンサルタントを行っている企業からの情報が多数を占めています。
ACプランにも承継病院をイメージチェンジしたいというご相談が多く寄せられます。
承継病院の殆どは第2世代の先生方からの承継ですので、病院のスタイルが診察室を主体としたスタイルで入院室においては水で流すことが前提となっています。
昨今の動物病院においては、処置室を主体として必要諸室にアクセスできるようなプランで、待合は心地よく気持ちが癒されるようなラウンジ空間を求められ、入院室においては臭気防止の観点から汚れは“ふき取る”スタイルに変遷してきています。
現代の医療スタイルに則した病院にすることが承継病院の課題でもあります。
建物の構造形式によっては、思うような理想の病院づくりができないこともあります。
ACプランは日本で唯一の動物病院専門の設計事務所として、承継前に行う病院の内見に同行するサービスも行っております。
プランニング、サイン計画、ブランディング、改修スケジュール、ご予算などお気軽にご相談ください。