第4回目のテナント開業ケーススタディは移転開業病院です。既存動物病院と同じ路線上で1.5km程離れた場所に移転しています。
1階諸室:風除室・待合ラウンジ・受付・客用洗面+トイレ・診察室2室・薬局・検査室・処置室・トリミング室・OPE/X線室・フード庫・入院室2室・スタッフ用トイレ・洗濯室
地下諸室:入院室・スタッフ室・更衣室・物入

動物病院設計ではメリハリが肝心です。メリハリとは要望事項の階層化です。実現したいことには予算を投入し、それ以外のことは機能重視の立場から適正な予算配分を行う姿勢が全体コスト削減への近道です。お客様が使用する待合ラウンジや洗面・トイレ、受付や診察室は手厚く設え、その他の医療行為を行う部屋に関しては機能を最優先した平面計画と仕上選定をしています。建築仕様(仕上材や下地材)は計画段階でコスト削減提案が可能ですが、設備仕様に関してはコスト削減が動物病院の環境低下に直結しますから仕様を落とすには慎重を要します。換気設備、給排水設備に関しては適切な個数と配置が必要であり、照明とスイッチ配置は図面検討の上、確認が必須です。コンセント位置や高さも複数回の説明と確認を経ながら決めていくことになります。空調機の機種や配置も動物病院ならではの選定や取り付け位置があり、動物病院の設備計画に関しては経験値の差がそのまま計画の善し悪しに繋がります。
動物病院設計を重ねる毎に思うことは、どれだけの数の動物病院を設計しても正解は無いということです。150棟程度の動物病院設計監理をしていますが、各々の動物病院に独自の解が有り、各々の解も決して普遍的な解ではありません。多くの動物病院を設計監理したおかげで課題を克服する引き出しは増えていますが、次の動物病院計画は新たな計画の始まりであり新たな難題への挑戦になります。
あらゆる動物病院の計画を構想するACプランですが、動物病院の基本となるのは新規開業や移転開業を目指す先生方の開業設計の構想です。テナントでの動物病院開業をお考えの方はACプランに御相談下さい。
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猫舎上部通気
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東京都 テナント動物病院/1階床面積:92.66㎡(28.03坪)/地下床面積:26.82㎡(8.11坪)/延床面積:119.48㎡(36.14坪)
内装工事費用:1715万円 左記以外 既存物解体費用:90万円/サイン工事:64万円
2024年9月竣工