コラム&ブログ

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2026.08.01 デンマークのペット事情

縁あって7月末にデンマーク出張をしてきました。
訪問先はコペンハーゲン校外でしたが、宿泊先はコペンハーゲン市内(おそらくは住宅地)です。

デンマーク~欧州ではいまHYGGE(ヒュッゲ)の時間、つまりは「居心地が良い空間」「楽しい時間」がトレンドで、個人の時間を大切にする価値観は日本人にも重要な価値観に思えます。
そんなHYGGEの時間の過ごしかた、デンマークの人々の日々の暮らしぶりを目にする機会に恵まれました。(白夜の恩恵でスキマ時間でも充分に味わえました。)

動物病院設計の専門家としては、デンマークのペット事情/獣医療環境も気になるところ。
しかし事前のWEB調査では都心部のコペンハーゲンですら日本ほどの病院数も無く、また施設面は私達が知るほどの知見/発展はしていないように感じられました。
そのぶん施設の設計自由度は高そうですが、これは社会的/文化的な背景もあり、また意匠/デザインの範疇にも訴求しすぎてしまうので、この場では控えるとしましょう。

さて、なによりも短期間の訪問ゆえ、病院を訪問するほどの時間は持ち合わせておらず。
手軽に味わえる範囲で待ちゆく人々やスーパーを中心に何かキーワードを探すことに注視することにしました。

まず驚くべきは、ペットのバリアフリーです。
あらゆる公共的な施設—公共施設やスーパー/ホテルなども-ではペット同伴が日常であり、また互いに遠慮も配慮もしないほどに浸透しているのが印象的でした。

また個人的にはドイツ以南の訪問経験では糞尿の始末が杜撰で街が汚く見える印象がありましたが、この街では皆無。そもそも繁華街ですら清掃前でも日本よりも綺麗に維持されていましたし、清掃業者が早朝に街を清掃していますが、たいした汚れもありませんでした。
かと言って飼い主は何か手荷物をもっているわけでもなく。これが糞尿の始末への最大の疑問でしたが、ある日、街中にビニール袋が整備されていることに気づき合点がいきました。
世界を代表する福祉国家はペットにもその恩恵があるようです。

スーパーにはペットグッズやフード類が並んでいましたが、バリエーションは日本と大差ありません。
むしろ取扱店舗の数は日本よりも多い印象で、また大きく異なるのはペットグッズの専門店が多いこと。デンマークも通販や物流は発展している印象でしたが、未だに店舗でも事業が成立している点は注目に値します。

一つだけに気になったのは、リードをしないペットもいるところ。
「i snor」とは「リードをつけて」という意味ですが、郊外に行くほどに目に留まる印象でした。広大な土地でリードを付けないことによるトラブルは少なからずあるようです。
日本の場合は密な都市環境だからこそのリードの配慮ですが、デンマークでは少し意味が異なるようです。

以上、短時間で駆け足で感じた体験記ではありますが、異文化を知ることで刺激を得た訪問となったことだけは確実です。

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