コラム&ブログ

新規開業動物病院は工事費用に充当可能な資金により計画の方向性が変わります。潤沢な資金があるならば通常の動物病院工事同等以上の計画となり、資金が少ない場合は、少ないなりの計画を立案して開業動物病院をつくります。資金の多寡によって出来上がる動物病院の質が違うのは当たり前ですし、少ない資金でつくる動物病院は少ない資金なりの倹約した動物病院になります。

東京都八王子市　テナント動物病院平面図

費用を抑えてテナント動物病院をつくることは可能です。可能ですが希望を満たす動物病院が出来るとは限らず、要望をすべて網羅する動物病院にも成り難いですが、開業後の円滑な診療機能や快適な院内環境を良好に維持する設備や機能は計画に盛り込みます。

東京都目黒区　テナント動物病院平面図

考え方次第、工夫次第、開業への姿勢次第で動物病院工事費用は抑えられますが、工事費用を絞り込んで動物病院を実現するのは容易ではありません。時に妥協し、時に譲歩し、必要な場所や素材には思い切って資金を充当するメリハリの利いた選定と判断が工事費用を抑えた機能的な動物病院を実現します。

東京都大田区　テナント動物病院平面図

新規開業動物病院では、なくてはならない諸室を絞り込み、あった方が良いモノやあれば便利な設備は切り捨て、将来取り付けできる機器や設備は将来に回す等、優先順位の判断に集中し、極力工事費用を削減する動物病院づくりを目指します。費用削減で計画する動物病院ですが、地域の動物医療を支えるに足る診療機能を有し快適な院内環境を保つ動物病院の実現は可能です。

東京都国立市　テナント動物病院　待合ラウンジ